英語力があると、実際に転職・就職に役立ちます。ただ、具体的にどのくらいの英語力があればいいのか。また、TOEICの点数などを紹介しています！英語ができると転職が有利になるのかを確認していきましょう。
思い描くキャリアを築くために、ぜひチェックしてください。そして、英語を武器にしてキャリアアップしましょう！
英語力が高いほど転職活動では有利
なぜ英語力が高いほど転職活動では有利なのか見ていきましょう。
グローバル化による、高まる英語の必要性
企業の多国籍化や訪日外国人の旅行客が増加しており、日本はグローバル化が進んでいます。企業が国際社会で生き抜くためには、国内だけでなく海外の需要を取り込むことも重要です。
また、少子高齢化が進む日本においても、外国人労働者の雇用が増加することが予想されます。取引先や従業員との円滑なコミュニケーションをとるためのツールとして、英語の必要性は高まっていくでしょう。
引用：「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】（令和２年 10 月末現在）
応募条件・昇進昇格が英語力
IIBCの2019年 英語活用実態調査によると企業が採用するときや昇進昇格の際は、TOEICのスコアを基準にしています。一定以上の英語力を示すことができれば、「あなたは努力できる人」という印象につながり、採用されやすい傾向にあります。
引用：英語活用実態調査2019(企業・団体) 企業・団体におけるTOEIC® Programの活用
このような背景から英語の需要が高まってきています。英語ができることで、仕事を選べる幅が広がるため、就職チャンスがアップします。
面接で重要視される能力
面接で重要視される能力を紹介します。英語でコミュニケーションする際に、どのような点を見られているか確認しましょう。
コミュニケーション能力
採用者は面接のときに、仕事の能力よりコミュニケーション能力を重視しています。
スムーズな意思疎通は、人間関係を良好に保ったり、仕事のロスを減らすことにつながります。自分の得意な表現をアピールできれば採用されやすいです。さらに英語でメールや資料を作成することができる実務経験があれば、高印象です。
それぞれの目的や場面、状況に合わせて選択したり組み合わせて、情報や考えなどを的確に理解したり、適切に伝え合う能力を身につけましょう。
4つの技能
| スピーキング | 交渉、会議、取引先や外国人の上司・同僚・部下と話すことができる。 |
|---|---|
| リーディング | メールや資料の内容を読み、理解することができる。 |
| リスニング | 発音やニュアンスを聞き取ることができる。 |
| ライティング | 英語でメールや資料を作成することができる。 |
4つそれぞれの技能が全部できるに越したことはありません。人には得手不得手は少なからずあります。転職する際は、自分の得意な能力と、企業の求める能力がマッチするところを丁寧に探していきましょう。
転職で有利になる英語力の目安は？
事前に自分の就きたい企業・部署がどの程度の英語ができると転職に活かせるか見ていきましょう。
転職したい企業・職種によって求められる英語力が変わる
参考としてどの程度の英語力があればどの職業に転職できるのかの目安をご紹介します。多くの企業ではTOEICスコアを判断基準に英語力を確認しています。
会社や業界を調べる事で、どのくらいのスコアが必要なのか、アピールにつながるかが分かります。希望している企業にアピールするためのスコアを事前に確認し、具体的な数値目標とすると良いでしょう。
日系グローバル企業：600点以上
TOEICの平均点は580点から620点を推移しています。TOEIC600点以上あると、英語を使って生活ができるレベルです。平均スコアを超えることができていれば英語ができる人材としてアピールする事が出来ます。
外資系企業：700点以上
TOEIC700点以上あると、英語を使っての取引やプレゼンテーションなど、ビジネスシーンで英語を問題なく使えるレベルです。商社や旅行業をはじめ、外国人と接する機会が多い・海外勤務の可能性があるという場合には、より高いスコアが求められるでしょう。
英語力は高くて困ることはありません。英語力が高ければよりよい仕事につけるからです。また、ネイティブとのコミュニケーションも求められる可能性があります。コミュニケーション能力を磨いていきましょう。
転職に必要な英語力の身に着け方
自分に合う学習は確立されていますか？お金はかけたくない、短期間で身に着けたいなど、自分に合う方法を探していきましょう。
効率よく身に着けるために、4つの方法を挙げました。挫折を防ぐために、英語学習の参考にしてみてください。
英語アプリを使って隙間時間で学習
アプリを使用するメリットは時間を有効活用できるところです。手軽に持ち運びができ、休憩時間、通勤時間中に効率よく学習が可能です。英語アプリで最も学習効率が高まるのがリスニングや単語暗記です。
低価格で質のいいアプリが出てきているので、自分に合ったサービスを探すことができます。自分の英語レベルが上がったら、レベルに合わせてサービス変更しやすいです。
ただ、あまり英語が得意ではないという方は英語アプリだと正直英語を覚えるスピードは遅いですし、さぼりやすく学習が続かない恐れがあります。
英会話スクールで実践的な英語力を身に付ける
学習リズムを固定化し、早く結果を出したい人にはおすすめです。ネイティブ講師がいることが多く、ネイティブのアクセントや言い回しを学習できるのが特徴です。
学習仲間ができるので、モチベーションを維持しやすく、相手から刺激を受けることもできます。サポート体制やカリキュラム、講師の質が高いので学習方法を悩むことはないでしょう。
オンラインレッスンによる受講
1回あたりのレッスンは、英会話スクールスクールより圧倒的に安いです。さらに自分の学習したい時間や内容に合わせて受講ができるので、継続しやすいです。
実際のビジネスの現場では、英会話講師のように綺麗で流暢な発音で英語を話すとは限りません。むしろ、国籍によってそれぞれ英語の訛りがあるのが普通です。様々な講師と英会話ができるチャンスがオンラインレッスンにはあります。
オンラインコーチングにより徹底的に英語力アップ
コーチングでは得た知識の使い方までサポートしてもらうことが可能です。学習内容のレベルと課題が学習者向けに最適化され、個別のカリキュラムに沿って行います。
徹底的に学べるスケジュール管理や学習に対する考え方を教えてもらえるので、短期間で成果を出したい人にはおすすめです。
まずは無料体験などもあるので、まずは気軽に申し込んでみましょう。あなたがどのくらいの英語を覚えて就職したいのかを伝えると最適な提案をしてくれます。
英語を活かす転職で注意するポイント
英語を活かす転職で注意するポイントを2つ紹介します。
2つのポイントを活かして、効率よく転職活動を進めていきましょう。
英語力を活かせる転職エージェントを見つけることも重要
採用確率を上げるためには転職サイトを利用することが効果的です。自分の条件に沿った求人を提供してもらうことができて、効率的に探すことが可能になります。
例えば業界トップクラスの求人数のリクルートエージェント。人気な企業や非公開企業の求人数を豊富に持ち、幅広い業界に携わるコンサルタントが多数在籍しています。充実したサポートを受けられるので、英語力のある人材を求めている企業とのマッチングが測れるでしょう。
ほかには、JACリクルートメント。外資系企業やグローバル企業への転職支援が充実しています。求人はミドル・ハイクラス向けになっており高年収層に特化しています。1人のキャリアアドバイザーが担当している企業数が少ないので、取り扱っている企業の情報はほかの転職エージェントより詳しい情報を持っています。そのため希望に沿う企業を紹介されれば、質の高いサポートを受けられます。
1人で自分に合う仕事先を見つけるのは、限りがあります。転職エージェントを用いて探せば、候補をいくつも提示してもらえるので、比較検討に時間を費やせます。転職サイトによって、サポートできる幅が異なるので、複数登録をおすすめします。
特定の分野の専門性も持とう
英語スキルのアピールだけでは転職は難しいです。求人情報の要件に英語力がありますが、英語はコミュニケーションツールです。英語力と同様に専門スキルを重視する会社もあります。
| 英語×資格 | 英語教員、航空管制官、公認会計士 |
|---|---|
| 英語×旅行・観光知識 | 旅行会社スタッフ、ツアープランナー |
| 英語×IT知識 | ITエンジニア、ITコーディネーター |
英語が使えるだけでなく、その先の「英語を使ってどのようなことを実現していきたいか」まで考えることで魅力的な人材だと評価してもらえるでしょう。
まとめ
転職で英語ができることは有利なことと、求められる英語力の目安について紹介しました。
また英語の学習方法については、まずできるところから始めるのがいいと思います。学習を始めてみて、学習方法が合わなかったら変えましょう。英語を身に着ける最短の近道は続けることです。自身に合った方法を試し、目標点数を目指してください。
転職エージェントを利用することで、あなたの専門知識や英語力を活かした転職先を効率的に探してもらえます。色々な企業を見比べて、あなたの理想を形にしていきましょう。
